命懸けの観戦

 

10月14日、MGC(グランドチャンピオンシップ、パリ五輪の予選)があり、小山直城選手(HONDA)、赤﨑暁選手(九電工)、鈴木優花選手(第一生命)、一山真緒選手(資生堂)がパリオリンピックに内定されました。

時は遡って8月、私は友人と出かけて、帰り際に今度MGCがあるから見に行かない?と声をかけました。正直来てくれると思っていなくて、冗談半分で言ったつもりだったのですが二つ返事で行ける、と言ってくれたのです。内心驚いて何回も聞いたのですが、返事は変わりません。そのときは舞い上がってしまいました。

その後チケットを取ったのですが、天気予報を見て衝撃を受けました。ちょうどレースの最中、ピンポイントで土砂降りの予報だったのです!

それでも国立競技場まで来てくれ、スタートまで談笑しました。

男子がスタートし、川内優輝選手(AD損保)が先頭で後ろを引き離すかもしれないと思いながら女子のスタートも見て、観戦ポイントまで移動しました。最初は上野広小路に行き、その後日本橋に行って国立競技場に戻ろうと思っていました。そして外苑前駅に向かい始め、土砂降りで水溜りにぶつかりながら、それでも急いでなんとか駅につきました。しかし着いた時に間に合わないと思い、直で日本橋に行きました。急ぎながら速報を見て、日本記録保持者の鈴木健吾選手(富士通)が遅れたという情報にショックを受けながら、日本橋に到着しました。

しかし!!

ついた時には時すでに遅し、男子の方はもう通過していました。しかしまだ3回来るからと思い、気を取り直しました。
女子の集団が通過した後、少し時間があったので屋根がある(上に高速が走っている)日本橋の橋の上に行きました。しかしそこはもう人がいっぱいで、先に来た人の特権か、と思いながら渋々元々いた場所に戻りました。私は土砂降りの中、選手が通過するたびに先頭との差、後続との差を選手に向かって叫んでいたのですが、最後のところで前のポイントで川内選手に後ろとの差が40秒と叫んだのですが、後ろが来た時にタイムを止めたら25〜30秒となっていました。川内選手、私の声が聞こえていたら申し訳ありませんでした。

男子の2位集団が通過した時にこのままだとゴールに間に合わないと思い、その後を見ずに国立競技場に戻ったのですが、最短経路を調べている時一部の文字のタイピングができません。雨でスマホを壊したと思いましたが、間に合うか間に合わないかの瀬戸際です。なんとかその文字を使わないように調べて、調べた結果本当にギリギリになりました。
駅につき、大江戸線の駅の深さにうんざりしながら激走しました。なんとかコンコースからゴールシーンは見えましたが、誰が優勝したか分からず、スマホで結果を確認するという残念な形となりました。

女子のゴール、そして同日開催のレガシーハーフマラソンも見て観戦が終わりました。

内定された4選手をはじめ、出走された全選手、ありがとうございました!!


私は初めて現地でのマラソン観戦で、いろいろトラブルはありましたが、マラソン観戦の過酷さ、そして選手を間近に見て、スピードを体感するなど、マラソンとは何であるかを実感し、いい経験になりました。