2023年 東洋大学 振り返り

関東インカレ 10000mで小林亮太選手が8位入賞。その前の箱根駅伝で反撃の狼煙をあげる走りをしましたが、ここで今年度のエース候補に名乗りを上げました。また1500mでは1年生の田中純選手が5位。また田中選手は5000mにも出場しました。

ハーフマラソンでは梅崎蓮選手が3位に入り、2年連続での表彰台となり、2022年ほどではありませんが、多くの選手が入賞しました。

男鹿駅伝

この大会でエースの松山和希選手が約1年ぶりにレースに出場。区間2位とまとめました。

また、後の箱根駅伝で10区区間賞を獲得した岸本遼太郎選手は6区区間2位とここで存在感を放ちました。

日本インカレ

10000mでは直近の10000mで2回連続28分36秒台を出していた小林選手が日本人2位の9位、西村真周選手が13位と活躍しました。

出雲駅伝

初出場の緒方選手が区間5位と好走し、2区の熊﨑選手は苦しい走りになりましたが、3区の小林選手が他校のエースと互角の走りで区間7位、松山選手もまずまずの状態で走れ、菅野選手が過去の苦しい経験を払拭する区間6位、梅崎選手も区間6位と、前年に比べると収穫のある結果となりました。

全日本大学駅伝

正直この大会は見ている方も苦しい気持ちになりました。特に前半区間は10番代中盤で、一時は関東最下位となってしまうなど厳しいレースでした。しかしその中でも、1年生で流れを変える走りをした薄根大河選手、そして区間一桁で走った村上太一選手の好走は、一筋の光が見えました。

309回日体大記録会

10000mで吉田周選手が復帰し、終始先頭を引っ張り、2位の村上選手を15秒以上離してフィニッシュ。当年初めてのレースで良い結果となりました。

上尾ハーフ

このレースでは5人が63分台。特に九嶋選手が復帰し63:25、また薄根選手も全日本の直後に63:31と強さを発揮しました。

川越ハーフ

今年も怪我人以外は全員出場。東京オリンピック出場の服部勇馬選手が大学3年生の時にこのコースを走り、63分中盤という難コースなのですが、今回は8人が64分切り、特に吉田選手は15キロから仕掛け、62:43でフィニッシュしました。

法政大学記録会

箱根駅伝直前の12月の中頃に、箱根駅伝エントリーに入った松山選手と梅崎選手、などが異例の出場。前半14:30ではいり、松山選手と梅崎選手は後半14:10まで上げ、梅崎選手は28:39.97、松山選手は28:44.74で走りました。また、箱根のエントリーに入った永吉恭理選手が29:09.13、久保田琉月選手も29:19.09と、調整としては非常に良い結果となりました。

箱根駅伝

梅崎選手が東洋史上2人目の7分切りで順位を上げ、小林選手も全日本の苦い思い出を払拭し、3区の東洋記録を更新。4区の松山選手も区間2位と快走し、緒方選手がそのままの勢いで往路を終えました。

復路は9区の吉田選手が難しい単独走で区間2位、そして岸本遼太郎選手が区間賞で総合4位となりました。

奥むさし駅伝

東洋大学からは2チームが出場。Aチームは小林選手、梅崎選手が区間賞。またBチームは緒方選手が区間区間新でした。

そしてこの大会には主将の佐藤真優選手をはじめ、4年生が「佐藤軍団」として出場しました。

丸亀国際ハーフマラソン

この大会では、緒方選手、小林選手が出場。レースはハイペースで進み、集団が別れた後も小林選手は前の集団にいました。

その後15キロを超えた後、緒方選手が小林選手を抜いてそのままフィニッシュ。
緒方選手は1:01:42、小林選手は1:02:31でした。

延岡西日本マラソン

梅崎選手が初マラソン。25キロ過ぎに早稲田大学の伊福選手が1人飛び出し、差が広がり始めました。30キロを過ぎてから梅崎選手も抜けて、後続を置き去りにしました。そのまま梅崎選手は2位でフィニッシュしました。

クロスカントリー日本選手権

小林選手、緒方選手が出場。丸亀と同じように、小林選手は前で走り、緒方選手は少し後方でレースを進めました。結果的には緒方選手が17位、小林選手は31位でした。

また、U18で、新入生の埼玉栄の松井海斗選手が6位、東洋大牛久の宮崎優選手は8位となり、先日あった世界クロカンに出場しました。


以上が昨年度の主なレースの結果です。
今年度も、七大学対抗で、小林選手が3000mを、西村選手が5000mを制するなど、絶好調です。今年は本当の意味での強い東洋を取り戻し、鉄紺の覚醒を期待しています。