遅すぎる99回箱根駅伝振り返り 3〜5区


3区
中央大学の中野翔太選手が2:45ではいり、後ろから来る駒澤大学の篠原倖太朗選手、青山学院大学の横田俊吾選手を後ろにつかせませんでした。中野選手はそのままハイペースで押し切り、トップでタスキリレー。記録は1:01:51で吉居大和選手に続いて区間賞を獲得しました。
2位グループは約18kmまで2人が並走していましたが、篠原選手がスパート、中継所では駒澤と青学との差は26秒まで開き、中央と駒澤の差は10秒でした。
また後方では早稲田大学の井川龍人選手が9人抜きで駒澤の篠原選手と並ぶ区間2位タイでした。

4区
駒澤の鈴木芽吹選手が中央の吉居駿恭選手がハイペースで入った中でも少しづつ詰めていき、7km弱で追いつきました。また大磯を過ぎてから青学の太田蒼生選手が先頭集団を詰めていき、14km過ぎで追いつきました。そして吉居選手が集団についていけなくなり、鈴木選手と太田選手の一騎打ちになりました。
2人のデッドヒートは中継所までもつれ込み、秒差なしで鈴木選手が先着しました。中央の吉居選手は39秒差の3位でタスキリレー。
記録は鈴木選手が1:01:00、太田選手は当時の区間記録まで5秒にせまる、1:00:35、吉居選手は1:01:49でした。
また後方では、東京国際大学のイエゴンヴィンセント選手が1:00:00の8人抜きで箱根では3回目の区間区間新を達成しました。

5区
同時にスタートしましたが、駒澤大学の山川拓馬選手が青山学院大学の脇田幸太朗選手を引き離し、5km手前で中央大学の阿部陽樹選手が脇田選手を抜き、2位に上がりました。
その後も阿部選手はペースを上げて山川選手を追走し、小涌園では15秒差になりました。しかしそこから、山川選手も粘り、最終的には中央との差を30秒差まで戻し、駒澤大学が19年ぶり4回目の往路優勝をしました。山川選手の記録は1:10:45、阿部選手は1:10:36で、青山学院大学は、駒澤大学と2:03秒まで開きました。
後方では、城西大学の山本唯翔選手が4人抜きの1:10:04で区間賞・区間新、順天堂大学の四釜峻佑選手が1:10:19で区間新でした。