史上稀にみる悲劇の旅行2

御覧頂きありがとうございます。第二話は、旅行の1日目についてです。

 


足の痛みを抱えながら旅行することになりましたが、最初はそこまで痛くはありませんでした。彦根駅につくまでは電車内以外は歩いていたので、少し痛いな、という感じでした。

しかし、駅から出た瞬間に走ってしまったのです。私は小さい頃からトロいと言われていますが移動のときはせっかちなのです。更に走るのが大好きです。旅行なんてゆっくり歩いて風景を見ればいいのに、時短のためにと意味不明なことを考えて、普段の3000mを走るくらいのペースでお城まで向かったのです!これでは足の痛みも酷くなります。しかし変なところは根性があるので、走るのをやめません。このときは、お城が楽しいという感情が、湧いてきませんでした。そんな痛みと感情を抱えながら登城し、あまりにも急な天守の階段を恐怖心とともに上り下りしたのでした。(ちなみに書くときに彦根城天守内部の写真を見たのですが、こんなだったっけ、と思いました。)

 


彦根城から駅に向かうときに、ご飯を食べたのですが、次の日に参拝する予定だったので五円玉を集めるために、旅行のときはカードで払っていたのですが、現金で払いました。

しかし、その直後、財布の中を見たら、5円玉があったのです!小銭の出し入れが本当に苦手なので、かなり落ち込みました。

そんな調子で、当然駅までも走っていきました。

 

 

 

次に安土城です。ここはご存じの通り山城なので、時間がかかるかもしれないと思い、激走しました。ただ、曲がらなければいけないところが結構あったので、ジャンバーのポケットのチャックを開けて、頻繁に位置確認をしていました。
お城について、天主まで行こうと思ったのですが… 階段がとにかく一直線で急!ただでさえ踏み外さないか心配だったのに、足が痛いです。もう絶望と恐怖心しかありませんでした。


ただ御覧になってもおわかりの通り、石垣がとても立派です。ここでやっぱりお城はいいなぁ、と思いました。
そして困難はありながらも、天主台までたどり着いたのです。
ここで一旦休憩をして、下城をしようとしたのですが、上りよりも下りのほうが怖いものです。別のルートで降りることになったのですが、その時は受付で借りた杖が変なところにつかないか、足がちゃんと着地できているかしか考えられなかったです。そこはクリアできたのですが、そこからが最大の難所でした。
一旦平地になったのですが、そこが幅1mくらいでした。よく山城に行かれる方は慣れているかと思いますが、私は滅多に行ったことがなかったので、怖くて転んでしまいました。周りの方々にとんだ醜態を晒してしまったのです!しかしその方が大変良い方で、心配の声をかけていただきました。本当にありがとうございました!
結局、幸運が重なって帰ることができました。


※この写真は、これまで笑った写真がなかったため、一回くらい笑うか、と撮っただけで、決して変顔ではありません!


その後も、資料館に行くために走り、その後の電車に乗るために走り、足はもうボロボロでした。それでも翌日も、走ることになるのです…。


そしていよいよ悲劇の本番を迎えることになるのです…。

 

 

※ちなみに夜ご飯はカードで払いたかったのに、現金のみでした…。

 

       次に続く