ご覧いただきありがとうございます。
今日は高校生の時にあった、私の豆腐のメンタルの話をしようと思います。
箱根駅伝をご覧になりますでしょうか。
私は毎年見ているのですが、中学3年生の受験が終わった直後に駅伝の動画をみて、本格的にみるようになりました。
私は祖父の出身大学である東洋大学を昔から応援していたのですが、私が駅伝を好きになったとき11年連続3位以内、2年連続往路優勝という、また勢いに乗っていた時期でした。
特に新主将の相澤晃選手は東洋大学どころか学生長距離界のエースで、さらに顔もいいという非の打ち所がない人がいて、山下りで好走した今西駿介選手や2年連続区間賞の西山和弥選手がいたので、当時から次年度の優勝候補となっていました。
5月の関東インカレではハーフマラソンで出場した選手全員が入賞するなど好成績で、その後の学生のオリンピック、ユニバーシアードではハーフで相澤選手が優勝するなど、好調でした。
この結果を見て私はウキウキして、今年は優勝行けるわ、もしかしたら三冠もできるかも、と思っていました。
しかしトップ層はとても強いのですが、中間層が薄く、誰かが離脱したら他大学よりも戦力的に劣ってしまうという状況に気づいていなかったのです。
最初の出雲駅伝で怪我明けだった西山選手が1区で10位と思うような走りが出来ず、相澤選手が区間賞区間新で順位を押し上げましたが3位となってしまい、早くも三冠の夢は潰えました。
全日本も5位と振るわず、箱根駅伝となったのでした…。
それでも西山選手は昨年度の出雲全日本でも本来の走りが出来なかったのに箱根駅伝では区間賞を取っていたし、ずっとレギュラーで今年度は怪我で出られなかった吉川洋次選手が戻ってきたら優勝を狙えると思っていました。
全日本大学駅伝と箱根駅伝(現在は出雲駅伝も含む)は、数日前に区間エントリーがあり、当日にその区間に入っている選手と補欠選手を数人入れ替えることができます。(当日エントリー変更)
私は区間エントリーをみて、飛び上がりました。
西山選手が1区に入り相澤選手がエース区間の2区、3区には吉川選手がはいり復路には今西選手と今季絶好調の定方駿選手が入り復路も万全で、優勝できる、と思っていました。
当日、酒井監督の公言通り、往路は変えずスタートしました。
その時の1区は超ハイペースで、そのペースについていけない選手が次々に出てきます。
しばらくして私は絶望しました。
10km過ぎ、西山選手が集団からこぼれてしまったのです…。
そのままトップと2分差で相澤選手に繋ぎました。
その相澤選手は、さすが学生長距離界の絶対的エース、東京国際大の伊藤達彦選手と後世まで語り継がれる"ランニングデート"をし、初めて１時間5分台で走り終え、トップとの差を37秒まで縮めました。
そのとき私は雄叫びをあげてしまいました。ご近所の方、大変申し訳ありませんでした。
話を戻して、勢いに乗ってトップまで…と思ったのですが、勢いに乗ったのは東京国際大学でした。イエゴン・ヴィンセント選手が驚異的なペースで空前絶後の区間新記録を達成、
その一方で吉川選手は区間13位で順位も10位まで後退してしまいました。
4区の渡邊奏太選手が区間最下位、5区の宮下選手が区間賞を取ったものの、トップから7分半、順位も11位とシード権外となってしまいました。
私はメンタルが弱く物事の影響をもろに受けてしまいます。
終わった後宿題をする予定だったのですが、気分が悪いので、それを言い訳にしてやりませんでした。
それでも夜になると、復路の層が厚いし、5位の明治大学くらいまではいけるかな、と思っていました。
しかし朝起きてエントリー変更を見て
絶望しました。
9区の定方選手が交代になっていたのです。
終わった、と思いました。
それでもスターターの今西選手が区間新区間2位と好走で7位に浮上、7区蝦夷森章太選手、８区前田義弘選手が区間6位、9区に定方選手の代わりで入った大澤駿選手も9位と粘走し、順位を維持しました。
そのあと10区の及川瑠音選手が区間19位と苦しい走りとなり、総合シードギリギリの10位となりました。
問題はここから。
私はひどく落ち込みました。この世の終わりみたいに。
それで勉強をしなくなり、冬休みの宿題を全くしなかったのです…。
私は元々怒られるのが嫌いですから、宿題をやらずに先生に怒られるくらいだったら休んだ方がマシです。
そんなこんなで2週間休みました。
2週間後、顧問の先生が自宅に訪問され、それで学校に行くことになったのです。
このように、小さい頃から豆腐のメンタルで、今も精神年齢が3歳のままなのです…。
